インドネシア語の「besok」は「明日」という意味ではない?

インドネシア語の勉強を始めると、早い段階で「昨日、今日、明日」と時間を表す単語を学ぶと思います。

タピ

「昨日」はkemarin(クマリン)、「今日」はhari ini(ハリイニ)、「明日」はbesok(ベソック)でしょ?

実際にbesok(ベソック)という単語は、ドライバーさんに「明日は何時に来てね!」というようによく使う単語です。

しかし、このbesok(ベソック)という単語が「明日」という意味だと思っていると、相手とすれ違いが起こってしまうかもしれません。

今回はこのbesok(ベソック)という単語の意味と、インドネシア人と日本人の時間についての考え方の違いをお話ししたいと思います。

・besok(ベソック)は「明日以降」という意味も含まれる
・インドネシア語は簡単故に曖昧な表現になってしまう
・インドネシア人と日本人の時間に対する考え方の違い

目次

besok(ベソック)の意味とは?

besok・・・「明日」

引用元:weblioインドネシア語辞典

私もインドネシア語を学んだときに、besok(ベソック)は「明日」と教えてもらったので、「明日」という意味で使っていました。

もちろん、それでいいのですが、実はbesok (ベソック)という単語には「明日以降」という意味も含まれているのです。

ある日、息子がアパートの公園でサッカーで遊んでいたのですが、思い切り蹴りすぎてサッカーボールが公園の入り口の屋根の上に上がってしまいました。

自力ではどうしようもなく、アパートの警備員さんに取ってもらうようにお願いしたのですが、「OK!besok!」と言われ、私と息子は「明日また取りに来よう」とそのまま帰りました。

約束通り、次の日にボールを取りにいったら、ボールはまだ屋根の上。

警備員さんには「OK!OK!besok ya!」と、また言われてしまいました。

私はそのことを主人に話すと「まあ、besokの意味は『明日以降』ていう意味もあるから、仕方ないね」と。

ecca

えーー!それじゃあ、besokっていつのことだったの!?

インドネシア語は簡単だからこそ曖昧?

そこで、私はbesok(ベソック)の意味をよく調べてみました。

もちろん、「明日」という意味で使われることが多いですが、近い未来のこともbesokで表すことがあるようです。

「昨日」という意味のkemarin(クマリン)も同様に近い過去を表します。

ecca

警備員さんは「わかったよ!明日までに取っておくよ!」と言ったわけではなく、「わかったよ!また今度取っておくよ!」と言ったんですね。

私の場合は大したすれ違いにはなりませんでしたが、これが、もし大切な用件だったとしたら、「besok!」と言われた時点で、いつのbesokなのか日にちを確認した方がいいと思います。

インドネシア語が英語よりも簡単と言われる理由の一つに過去形、未来形がなく単語が変化しないということがあります。

逆に考えると、besokのように受け取り方次第では、いろんな意味に取れるということです。

私はナシゴレンを食べました。
私はナシゴレンを食べています。
私はナシゴレンを食べるでしょう。

これ全て「Saya makan nasi goreng.」となります。

ecca

なぜ、すれ違いや行き違いが起こらないのかが不思議です。

インドネシア人と日本人の時間に対する考え方の違い

日本語では、

先一昨日、一昨日、昨日、今日、明日、明後日、明々後日

と1日1日呼び方が違います。

ですが、インドネシア語は

kemarin(近い過去)、hari ini(今日)、besok(近い未来)

たったこれだけです。

この違いが、日本人とインドネシア人の時間に対する考え方の違いを表していると思うのは私だけでしょうか?

ジャカルタではよく家のトラブルが起きていたのですが、例えばエアコンの修理を頼んで、「何日の何時に来てね」と約束をしていても時間通りに来ることはあまりありません。(笑)

日本では、「人を待たせるなんてとんでもない!相手の時間を奪ってることなんだよ!」と私は子どもにもそう教えています。

ですが、インドネシアでは通用しませんでした。(笑)

渋滞で何時に到着できるか約束できないということもあるのかもしれません。

だんだんと私も時間にルーズになってしまい、「どうせ15時と約束していてもくるはずない」と思っていると、珍しく時間通りに来てびっくりすることもあります。

日本の感覚でいると自分だけがイライラしてしまうので、ジャカルタではkira kira(インドネシア語でだいたいという意味)で、過ごすことをお勧めします。

まとめ

今回はbesokの意味から日本人とインドネシア人の時間に対する考え方の違いについてお話ししました。

besokという単語は本当に頻回に使われる言葉ですが、「明日以降」という意味もあるので、大切な用件の場合はいつの日のことを言っているのか、日にちを再確認することを忘れないでくださいね。

また、インドネシア人と日本人の時間に対する考え方は違うので、日本のように正確に考えてしまうと自分だけがイライラしてしまうので、ジャカルタではキラキラ(だいたい)で過ごすことをお勧めします。

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